Color Theory

joojiのカラー理論本が出版されます。

joojiのカラー理論と作品をまとめた本が出版されます。
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クラウドファンディング 最新更新日時2018年7月5日12時30分。

カラー入門編「はじめに」

ブリーチの基本は、最初に塗ったところと最後に塗ったところの時間をできるだけ短くすること。
とはいえ、慌てて塗って塗布むらを作るくらいなら、ゆっくり丁寧に塗った方がいいですね。
塗る相手は人間だから、梳かし方やハケの力加減などの全てがお客様には伝わります。
塗布を通じて自分の人間性が伝わってると思って、優しく丁寧に、そして可愛くなりますようにと思いながら塗るようにしましょう。

美容学校では ワィンディングの練習をしていると思いますが、 それと同じぐらいの時間や量を、塗布練習に費やしたら、びっくりするぐらいカラー塗布は上手になるはずです。

塗るときは姿勢を安定さす。
無駄な動作はなくす。
目的に合わせて最小限の動きや動作で最大限の効果を出す。
これらをいつも念頭に置いて練習をすると、上手に塗布ができるようになります。

継続は力なり。
毎日少しづつ続けることが上手くなる最短の道筋です。

カラー入門編1「ブリーチ剤やブリーチについて。」

ブリーチ剤には、大きくクリームブリーチとパウダーブリーチの2種類があります。
クリームブリーチはバワーがない分、塗布むらができにくく、パウダーブリーチに比べ、ゆっくり上がっていくので、ダメージが軽減できるという特性があります。そのため ブリーチに慣れていない方や、ホイルワークで軽くブリーチする場合など用途に合わせて使用すると、 かなりの効果が期待できます。

あ、でも僕はパウダーオンリーですけどね!笑

パウダーブリーチには、白い粉のタイプと青味の混じった粉のタイプとがあり、 比較的同じレベルの場合、青味のある粉のほうが早くリフトアップし、黄味を抑えて上がってきます。ただし、19レベル以上の髪に青味の粉末が付着すると、いとも簡単に髪がちぎれるので注意が必要です。

国内で入手できる殆どのブリーチ剤は既に使用したことがありますが、 同じパウダーブリーチでも、
①塗布後すぐに上がっていくタイプと、
②塗布後しばらくはゆっくり上がるが、ある時間を経過すると加速度的に上がっていくタイプ、
③最初からゆっくりゆっくり上がっていくタイプ
の3種類があるため、現在使用している、あるいは今後使用予定のブリーチ剤の特性を十分に理解することが大切です。というのも、ブリーチ剤の中には、ダメージしやすいものや断毛しやすいものも含まれているからです。

塗布に際しては、ブリーチ剤はとくに熱に反応するということと、
酸化、つまり空気に触れさすことにより ブリーチのスピードが変わるということ、
この2点を頭に入れておいてください。

髪にも体温が届くところ(根元から2センチの範囲)と届かないところがあり、体温が届くか否かにより、上がるスピードが異なってくるため、塗布する順番をきちんと考えて塗り分けて行くことが大切です。

ダブルカラーで思い通りの色が出せないとしたら、最大の原因はブリーチ不足です。 求める色により必要とされる明度まで上げるには、ブリーチ時に十分な放置時間をとることが必要です。
ただし、ブリーチに慣れていない方が長時間放置することはリスクを高めることになります。
長時間放置するよりは、一回洗ってから塗布するほうが ダメージができにくくなりますので、 お客様への負担や安全性、ブリーチへの慣れなど総合的に考慮して、放置時間は30分を基準に考えるとよいでしょう。
ちなみに、長時間放置するよりも一回洗ってから塗布するほうがブリーチの上がりは多少早くなります。

既述した通り、髪の領域により、上がるスピードは異なるため、一部分だけを見て、上がっていると判断して慌てて洗ったりすると塗布むらができる原因になりますから、 ブリーチは慌てないことが大切です。

また、ブリーチを塗布した髪を乾燥させてしまうと必ずダメージになりますので、塗布中は乾燥させないことが 特に重要です。

それと酸化。空気に触れるとブリーチは上がります。
空気に触れさせてから密封すると、温度が上昇するので かなりのハイブリーチができます。

なお、ブリーチは塗れば塗るほど上がっていきますが、それは一回の塗布でたくさん塗るということではありません。
10分ないし、15分置いて、上がりが悪ければ、再度、塗布すれば上がってきます。


ダブルブリーチの場合は、一回洗ったときにケラチンをつける、または三浴式トリートメントの1番をつけると団毛及びダメージを軽減することができます。
時間に余裕があれば、アルカリに傾いた髪をなだらかに中性に戻してあげる工夫をすると、 再ブリーチの際にダメージをある程度、軽減させることができます。
シャンプーボールに温めのお湯を溜めて、PH5程度のシャンプー剤または トリートメントをゆっくり髪に揉み込んで内部のアルカリを緩和してやるなどの工夫が必要です。
このとき、トリートメント等を揉み込む時間は、5分から最大10分程度。このひと手間でかなりの効果が得られます。

なお、PH4以下のものを塗布すると収斂する可能性が高くなりますので、PH5程度のシャンプー剤を使用するといいでしょう。

カラー入門編2「ox6%」

2014年までは、ひたすら各メーカのブリーチを徹底比較しながら使用してました。
2015年はブリーチ剤を固定してox6%だけをいろいろ使ってみています。
このオキシだけを変えてみる。ってことが本当に衝撃的でした。笑

結論から言うと、ブリーチ剤うんぬんよりも、オキシを勉強したり研究したほうがいいと思います。
事実 同じブリーチでもオキシにより上がるスピードが変わるだけでなく、ダメージや団毛、アレルギーに対する反応も異なり、その 全てがオキシにかかっていると言っても過言ではありません。
例えば、同じブリーチ剤でも、オキシを変えるだけで20レベル表記の19レベルまで上がるオキシもあれば、逆に 17.5レベル程度で止まってしまうオキシもあります。

また、オキシだけにとどまらず、カラーやブリーチなどの薬剤は、価格帯が高いからといって必ずしも優れているとは言い切れません。
事実、コストの高いものよりダメージしなかったり、綺麗にブリーチできたりするコストパフォーマンスに優れた薬剤がたくさんあります。
サロン勤務の方は、まずは今使っている薬剤ををとことん使いこなして、薬剤について理解することが先決です。

目の前にあるものをとにかく使いこなせ。それが上達への第1歩です。

カラー入門 番外編「ブリーチ剤」

入門編2で、ブリーチになれていない方については、30分を基準に放置時間を考えるとよいと書きました。
放置時間を30分と考えると、どこのメーカーのブリーチ剤もほぼ大差がありません。
そのため、この段階ではどこのメーカーのブリーチ剤を使っても一緒です。

でもあえて、ブリーチ剤について説明するなら、
ルウの「フロスティ」と、アリミノの「ブリーチ120」は、美容業界的に最もぬけるブリーチ剤と言われています。
ただ、アリミノのブリーチ剤は、ある一定のレベルまでいくと千切れやすいというデメリットがあるため、注意が必要です。
アリミノ使って前回のリタッチ部分をぶちぎってる美容室をよく見かけます。
僕は状況にあわせて使っています。

一方、ルウの「フロスティ」については、いいブリーチ剤ではあるが、なんせ高い。
コスパの面で結果と見合うかどうかを考えたら、見合わないよな、が僕の答え。 でも いいブリーチ剤です!

今 現在(2017年2月)僕は、ナプラの「アクセスフリー」をメインに使っています。
30分〜60分の放置でのブリーチが安定してるからです。 とても気に入ってます。

その他、ウエラとシュワルツコフのブリーチは、良いブリーチ剤として分類してます。

カラー入門 番外編「レベルスケール」

よく文中に〇〇レベルと表記することがありますが、レベルをお伝えするときは「ホーユーの20段階表記」で統一表現しています。
覚えてくださいね。

「なぜホーユーなのか!?」
僕の個人的な意見なんだけど、やっぱりホーユーのダニエルギャルビンプロマスターはアルカリカラーにおける絶対王者だと思っていること、および15レベル表現ではどうしても細かいところが伝わりづらいので、20段階表記が個人的に最適だと認識していることからです。

カラー理論1 「ヘアーカラーのBack to the BASIC」

透明感や寒色系カラーを出すには、アンダーを削る必要がある。ただし、アンダーは削れば削るほど、アンダーの状態が浮き出てくるといった現象が起こるため、10レベルぐらいまでなら、色むらが出ていても見えなかったものが、レベルが上がるにつれ、色むらが視覚化されてしまうことになる。そこで、ヘアーカラーの「Back to the BASIC」、つまり基本への立ち返りが必要となる。

ヘアカラーの基本とは、まずバージン毛や新生部と、一度でもヘアーカラーした髪は全くの別物と認識して対処していかなければならない、ということ。
例えば10レベルや12レベルの薬剤でカラーを施術したとしても、残留ティントが僅かでも残っていれば、新生部やバージン毛部分よりアンダーのリフトアップが落ちるという現象が起きるため、既染部分については異なるアプローチが必要となる。

また、ヘアーカラーのBack to the BASICの根幹をなす概念に「体温が届く新生部2cmは、他の部分よりもリフトアップし、残留ティントがない分、クリアに発色する」というのがある。
そのため、新生部と既染部分とではアンダーの削られ方や、にごり、クリア感も違ってくるため、同じ薬剤の同じ調合では対処することはできず、他の部分よりレベルを下げて使うなどの工夫が必要となる。

他方、残留ティントについては訓練で見極める力を養っていかなければならない。
例えば、顧客様であればカラー履歴をカルテで確認するのは言うまでもなく、カウンセリング時に髪の一部を持ち上げ、光に透かせてみると濁り具合は出てくるので、その濁りにカラー剤を塗ってどう仕上がるかを予想したり、想像したり、実際に塗布して確認したりを繰り返す!
新規のお客様や長期間来店されていなかったお客様の場合は、必ず問診でカラー履歴を聞き出し、光に透かせてアンダートーンを確認することをルーティン化すること。 その反復により、残留ティンとを見極める目を養うことができる。
以上、Back to the BASIC、基本を見直し創意工夫していこう。

根元新生部2cmまでは、体温が届くため他の部分より明るくなる。
新生部分の放置時間のおおよその目安としては
塗布後、ラップによる密閉放置し
30分前後で17レベル
45分前後で18レベル
60分前後で19レベルになる。
※レベルは20段階表記で、時間はおおよその時間。

上記の法則を頭に入れて、新生部2cm以外の部分を何レベルにしたいかにより塗布手順が大きく変わってくる。
なお、熱によるタンパク変性をおこした髪、あるいは染料が内部にある場合は、 メラニン色素の分解を大きく妨げることになるため、履歴やアンダートーン、問診等で把握して塗布手順を組み立てていかなければならない。

カラー理論2 「メラニン色素の分解」

メラニン色素の分解は比較的容易だ。

ブリーチを塗り、時間を置いた分だけメラニン色素は分解できるからね!

ただし、タンパク変性や染料が入ってる髪はメラニン色素の分解を妨げる要因となることから、体温が伝わる新生部2cmまでは別物と考え、染料が入ってる部分を1番最初に塗布することで、十分な放置時間を確保できるようにする。
この際、ブリーチ履歴が19レベル前後までいっている場合は、長時間放置すると断毛してしまう危険性があるので、既染部分がどのレベルにあるのかを注意深く観察する必要がある。

髪が切れたり断毛するときは、大概の場合、ブリーチ剤をつければ熱を帯びて40℃以上に発熱してしまうため、なるだけ空気に触れさし 乾燥させないこと。このとき、水分が溢れてくるようならタオルで軽く水分除去してから再塗布するなどの工夫が必要となる。

また、発熱が高温に感じるほどのものであれば、15分程度で髪が千切れはじめるので、手早くシャンプーで洗い流すなど臨機応変に対応する必要がある。

ハイブリーチ毛やハイダメージ毛であっても、ブリーチをつけた途端に髪が千切れるということは殆どない。
髪にブリーチを塗布すると毛髪がアルカリに傾き、熱を発し始める。
発熱すると、毛髪内部から油分や水分が流出してくる。
油分や水分が流出すると、当然髪は乾燥し、ハイダメージやハイブリーチ毛は千切れる可能性が高まる。

その時間は、最短で7分〜8分。平均すれば10分〜15分程度となる。
少なくとも、髪が千切れるまでには、この程度の時間的猶予があるわけで、その間にシャンプーや何かしらの処理をしてやれば千切れる危険性は低減できる。

カラー理論3 「ウエット塗布」

僕の場合、1回目のブリーチはドライ状態で塗布するのが基本だが、中間部及び毛先のダメージがひどい場合にブリーチの減力が必要であればハーフウエット塗布を行う。

2回目のブリーチはハーフウエットでの塗布が基本。
その理由は、毛の内部に残ってる水分がブリーチを緩和してくれるということと、残留ティントは比較的ハーフウエットの方が取れやすいと感じているから。

またオンカラー及び塩基性カラーを塗布する場合も、ハーフウエット塗布で行う。
なお、ここにいうハーフウエットとは、タオルで取りきれるだけの水分を取りきった状態のことを指す。

ウェット塗布について難しく考える必要はなく、場面、場面で「水で薄めていいのか!?」を問うことで、最適な方法を選択していけばよいと考える。

カラー理論4 「塩基性カラー」

いわゆるマニックパニックやカラーバターなどの塩基性カラーは、アンダートーンにかなり左右される。
濃い色であれば2レベル以上ものアンダートーン差も気にならないが、淡い色やトリートメントで希釈したものについては、根元から毛先までのアンダートーンの差は1レベル以内にとどめたい。
特に超パステルだと0.5レベル以内でないと綺麗な発色をしない。

そのため、現在日本国内では、インナーやセクションにはブリーチ後、直接マニパニなど塩基性カラーを、 その他の部分はアルカリカラーを塗布するのが主流となっている。
もしくは、ブリーチ後一度アルカリカラーをした上で、塩基性カラーをコーティング感覚で色付けていくといった施術が今っぽいし、 人気となっている。

ブリーチ後において、アンダートーンの根元から毛先までの間にトーンの誤差がある場合、僕は迷わずアルカリカラーでアンダートーンを整えてから塩基性カラーを塗布することをお勧めしている。

ちなみに、ブリーチリタッチ後、直接マニパニなどの塩基性カラーをする場合は、根元はアルカリだが毛先は弱酸性のまま塩基性カラーを塗布することになるので、同じアンダーレベルであっても、根元だけより発色してしまうということが起こりうる。というのも、塩基性カラーは、アルカリにより反応し、より発色するという特性があるためだ。
これについては、オキシ3%を塗布すれば解消される。

ブリーチリタッチ後、直接マニパ二を塗布する場合、ベースブリーチが綺麗なら、 おそろしく艶が出て綺麗な発色になる。

直接マニパニの場合 気をつけることは、 薄めの色や希釈したマニパニを使う場合、 ベースのブリーチレベルが出てしまうので、 ベースをいかに均一にブリーチできるか、どうかに気をつけなければならない。

ベースブリーチにレベル差やムラがある場合は、 アルカリカラーで均一に近づけてから マニパニしましょう。


写真はブリーチ後に直接マニパニで カラーしたもの。

こういうクリアな色の時は「ブリーチ後、直接マニパニ」で。
一方、くすませたり、淡くぼかしている時は、「アルカリカラーしてからのマニパニ」なんだよ。
たまに、マニパニにカラーバターのブラックを微量に混ぜて(ブラックって薄めると灰色になる)くすめた色を作ったりするけど、 量をちょっとでも間違うと色が沈んだりするので、あまりお勧めはしない。

カラー理論5 「塩基性カラーとアンダートーンとの方程式」

カラー理論4でも書いたとおり、ハイトーンはアンダートーンと密接な関係にあるだけでなく、塩基性カラーはアンダートーンの影響をもろに受けることになる。
そのため、同じ色でもアンダートーンが異なれば、色そのものの雰囲気や発色は変わってしまうことを頭に入れておきたい。

この関係には方程式があって、これを理解し実践できれば、世界は格段に広がりを見せる。



写真のようなピンクは、トリートメントで希釈しているので、色の濃淡はトリートメントの希釈具合で調節することになる。

仮に、写真よりも、もっと白味を帯びさせたいときは、アンダートーン19.25レベルのペールイエロー領域では、微量の青紫で髪を白色化することができるので、 今回の調合に、マニックパニックのライラック1グラム未満を同時に調合した上で、トリートメントでもう少し希釈すれば、髪に白味を増すことができる。

要は、目的の色そのものと各アンダートーンの補色(反対色)を把握・網羅できれば 外国人の色合いも簡単に表現できるというわけ。

マニックパニックの「ホットホットピンク」をトリートメントで希釈して、 さらに、ほんの少量「ミステックヘザー」を足した。

カラー理論6 「残留塩基性カラーの取扱い」

赤や濃い色を数回繰り返した場合や、凄く濃い色の状態にある場合はブリーチしないと髪色をチェンジすることは難しいが、 1〜2回程度の施術による、ある程度薄くなった塩基性カラーが残ってる髪をカラーチェンジする場合は、ブリーチは必ずしも必要とはいえない。

アルカリカラーとオキシ3%程度の薬剤を塗布して15分以上放置すれば、大概の残留塩基性カラーは消えてなくなる!
極論を言えば クリア剤とオキシ3%でも消えるので、残ってる塩基性カラーにはブリーチ必須ではないってことを頭の片隅に入れておこう。

この際、微アルカリカラーや低アルカリカラーでは効果が薄れるので 必ずアルカリカラーであることが大事。


「マニパニやカラーバター、ロコルなどの残留塩基性カラーはアルカリカラーをぶっこめ」です。

カラー理論7 「ブリーチリタッチは断然2ヶ月以内がベスト」

ブリーチリタッチは断然2ヶ月以内にするのが 最もダメージレスでイージーにできる。
それというのも、地肌の体温が髪に届く長さが2cmだからだ。
2cm以上伸びてしまうと体温が届かないため、2cm以上の部分が上がりにくくなってしまう。
なお、2cmまでのブリーチリタッチで、ラップをできるだけ地肌につけた状態で放置するとブリーチが最もあがりやすい。
その状態で19レベルまでリフトアップする目安としては、約50分を基準に、抜けにくい毛質でも70分程度の放置で19レベルまでもっていくことができる。
ただし、再塗布1回ないしは2回必要。

カラー理論8 「ブリーチで髪が千切れる理由、キーワードは19レベル相当」

髪には千切れる理由や、ある程度の法則があり、日本人の髪は、硬くて太いため、多少のことでは千切れないはずだが、 千切れる例を挙げるとしたら、下記のものがある。キーワードは「19レベル相当」だ。

①19レベル超えのブリーチ、あるいはそれに近い履歴がある方が、一度、黒染めやダークトーンでトーンダウンした髪を、再度ハイトーンのためにブリーチした場合
→この場合、ダメージがある部分が千切れる。

②デジタルパーマや縮毛などの熱でタンパク変性された髪に、19レベル相当のブリーチを施した場合

③19レベル相当にリフトアップされた髪を、ブリーチリタッチ時に、オーバーラップしすぎて塗布し時間をおいた場合

④19レベル相当の髪に、アイロンなどを過度に使用した場合
→弱いタンパク変性でも日常生活や睡眠時による摩擦で千切れる。

⑤19レベル相当の髪に紫シャンプーなどを使用し、アンダートーンがリフトアップされた場合など

カラー理論9 「ブリーチの回数」

いわゆる「金髪」と呼ばれるクリアなブロンドを作るには、定期的に4~5回、もしくは5~6回程度のブリーチが必要となる。
4回~5回のブリーチで18レベルを超え、5回~6回のブリーチで18.5レベルを超えてくる。
ただし、これはあくまで、根元の体温が届かない部分で、途中アルカリカラー等で過ごしていくことを仮定してのブリーチ回数となる。

一方、ホワイトブリーチを作るには、7~8回程度のブリーチが必要となる。
これにより、19レベルを超えてくる。

従来であれば、1回の来店においてブリーチは2回程度までに留めたほうがベスト!
ファーストブリーチであれば3回が上限、と考えていた。

しかし、ファイバープレックスの出現で、従来の「1来店ブリーチ2回説」は大きく覆されようとしている。

実際、ファイバープレックスを使用して、1度の来店時に4回ブリーチに踏み切ったのだが、
ファイバープレックスを使用した4回ブリーチの方が、ファイバープレックスを使用しない通常の2回ブリーチよりも、 ダメージを感じない、という結果が得られた。

そのため、今後ファイバープレックスが浸透すれば、これまでの通説や概念は覆され、新たな概念が作り直されるのではないか、と思う。
これは、マニックパニックを最初に使ったとき以来の衝撃で、僕のファーストステージは、マニパニの攻略により、大きく飛躍したが、
ファイバープレックスの出現により僕のネクストステージの扉は開かれようとしている。

カラー理論10 「ブリーチレベルの設定」


オーダーは、「普通すぎない暗めのグレーぽいカラー」。

写真は、17.5レベルの甘めに均一にブリーチ後、5.5レベルのブルーの強いグレーのアルカリカラーを塗布したもの。

この場合、18レベルまでブリーチをしてしまうと、退色のスピードが早くなるだけでなく、 退色後に明るくなりすぎるため、オーダにそぐわなくなる。
そこで、17.5レベルでブリーチした。

17.5レベルだと、彩度の高さは望めないが、安定した退色をするので 社会人の方でも髪色を注意されにくくなる。

もちろん仕上がりの色も重視しているが、退色スピードや、退色後の色落ちまでを見越して ブリーチレベルをどこに設定するかを決定している。

カラー理論11 「アンダーのトーンが揃わない髪を均一に19レベルまでブリーチする方法」

例えば、 ①新生部1.5cmが4.5レベル
②既染部が17レベルで、中間から先にピンクのマニパニ系染料が残留。
③なぜか毛先のアンダーが16レベル(なぜ毛先が暗いのか気になって問診してみると、1年以上前にブラウン系カラーをしたとのこと。ブラウンカラーの残留ティントにより明るくならなかったのだな、と答えが出た) というお客さんの髪を均一に19レベルまでブリーチするには、2回ブリーチが必要となる。


【1回目のブリーチ】
この場合、根元をリタッチしてから、全部ブリーチしてリフトアップすると、新生部と既染部の中間までが明るくなり、逆に毛先だけ少し暗くなる。
そこで先に、毛先の16レベル部分に、白い粉末のパウダーブリーチを塗布し、放置。
毛先が17レベルまで上がってきたら、根元のリタッチに入る。

根元部分は早くリフトアップさせたかったので、白い粉末のパウダーブリーチ「8の割合」に対して、青い粉末のパウダーブリーチを「2の割合」で調合し、塗布。
リタッチ後、同じ薬剤を既染部分の全てに塗布。
塗布後ラップで密閉し、30分放置後、根元へ再塗布。
この時点で、毛先は19レベルに到達しそうになかったので、切り上げてシャンプーに入った。
僕の場合二回目のブリーチに入るときは、三浴式トリートメントの1番をつける。
そうすることで、最も簡単で、ブリーチの邪魔をせず、なおかつダメージを最小限に抑えてくれるからだ。

【2回目のブリーチ】
一回目のブリーチ後、新生部は18.5レベル、毛先を除く既染部は19レベル弱、毛先は18.2レベルになった。

2回目のブリーチではこれらを均一に19レベルに近づけるだけなので、さほどリフトアップの必要性はないことから、ハーフウェットで塗布することにした。

①毛先から白い粉末のブリーチをつけ20分放置。
②その後、新生部を19レベルにあげるため塗布。
ここで注意することは、2回目のブリーチは痛いので、地肌から3ミリ外して塗布すること。
③②の塗布後、既染部に全て塗布し、15分放置。
④シャンプーという流れになる。



シャンプー後の写真(beforeの写真は撮るのを忘れた)
微妙に中間部から先に残留ティントが残っているが、カラーを入れたら退色時に残留ティントを連れて色落ちしてくれるので、 綺麗なアンダーの仕上がりといえる。

カラー理論12 「アルカリカラーでペールイエロー領域の髪を白く見せるには?」

本題に入る前に、まず紫シャンプーは何色で構成されているか知ってるかな?!
紫シャンプーは、髪を白くするのではなく、白く見せる役割がある。
この白く見せるってことが、ここでのキーポイントとなる。
ブリーチした髪はキューティクルが開いた状態になっていて、その開いたキューティクルから残ってるメラニン色素がゆっくり流出し、蓄積された微量の紫シャンプーの効果で髪が白くなったように見える。

紫シャンプーは、その名の通り、紫で構成されているが、通常の紫よりも青灰色がかっている。
黄色の補色(反対色)は紫だが、ここでいう紫は、青とピンクが同じ比率で配合されてできる紫のことを指し、ペールイエローの髪に塗ると、どうしてもピンクが発色し青みが薄くなるため、 紫シャンプーで青みを強めることで、白くみせているのだ。

とすれば、ペールイエローの髪を白く見せるには、紫シャンプーのように「微量の青灰色の紫」が必要になることは、なんとなくわかるよね。
これを念頭に置いて、実際の施術を見ていこう。



写真はカラー理論10で載せたブリーチした状態から、アルカリカラーを入れた仕上がりの写真。

退色過程で、くすんだ白っぽい色になるよう施術している。
ただし、最初からくすんだ白っぽい色にすると、微量の残量ティントが残っている中間部分から先の部分が、他の部分よりもベージュがかる可能性があるため、少し色を放り込んで、退色時に残量ティントも一緒に連れてってね、との思いで、 ホワイトグレー系カラーにしている。

アルカリカラーの調合は
まず、くすんだ白っぽい色を出すため、N10が必要となる。
くすんだ白っぽい色といえば殆どのメーカーのカラー剤において、N10となる。
そのため、N10は灰色が混じった白だと思ってくれていいと思う。
くすみを薄めたい場合は、クリア剤またはトリートメントで薄めると 淡い白っぽい色になる。

次にグレーも10レベルのものが必要。
10レベルのものは灰色ではなく、凄く薄い青が混じった灰色だと思ってくれていい。

最後に、紫は10v。

これで、紫シャンプーで説明したペールイエローを白く見せるために必要な「青灰色の紫」が全て加わることになる。

この写真の色よりも、グレーを薄めたければ、調合の分量を減らせばいいし、黄味を消すのは紫だから黄味をそこまで消さないのなら紫の分量を少なくすればいい。

例えばホワイトブロンドにするなら、クリア剤メインにN10と黄味を消しきらない程度の紫を混ぜたらできるのが なんとなくわかるかな!?

あと、グレーに青白を混ぜると、シルバーぽく発色するので、シルバーのカラー剤がない場合は、 アッシュと白「N10」を混ぜたらシルバーぽくなる。

色の構成が理解できれば、いくらでも応用がきくようになる。

ただし、アンダーレベルの明るさで、発色が変わってくるため、 まずは均一にブリーチすることがとても大切になってくる。

なお、アルカリカラーもしっかりと放置時間をおくと、綺麗に発色するので、 思い通りの色が入ったからって5分や10分の放置でシャンプーすると、色むらの原因となるので要注意。
シャンプーして乾かせば、そんなに色はでないので、20~30分は放置時間を確保することが必要だ。

今はピンとこないって方もいると思うけど、きちんとカラーに向き合えばピンとくる時期がくるので、楽しみながら勉強や研究、練習をしていこう。

カラー理論13 「ブリーチ後のアルカリカラー」

ブリーチ後のアルカリカラーは10レベルを上限としたほうがいい。
理由は11レベル以上の薬剤だとメーカーによりライトナーを多く含んでいるため、発色が不安定なことと、ブリーチべた塗りの場合には、頭皮へしみる確率が格段にあがることからだ。
そのため、10レベルを上限に、薄くしたい場合は10レベル薬剤にクリア剤を混ぜて薄くすることを選択したらいいと思う。
ここで具体的な施術に入ろう。


写真は前回、僕が19レベルにフルブリーチしてからちょうど2ヶ月後の来店時のもの。 ぱっと見ただけで、既染部になんらかの染料がのっかっているのがわかるので、今回の目的と、既染部の染料として何を使ったかをカウンセリング。
美容師をしてる女の子で、既染部に、ロコルのオーキッドをかなり薄めて紫シャン感覚でカラートリートメントとしたとのこと。
今回は、白すぎない白っぽい色が希望だったので、根元をブリーチで既染部に揃えて、既染部については脱染目的だけで軽くブリーチを伸ばして軽く染料を飛ばしてからアルカリカラーをすることを決めて施術に入った。

アルカリカラーで最も白に近い色を作るには、N10が最適である(メーカーによってはブラウンを含むNがあるがそれは含まない)。

また、19レベルの黄味を消すには、ブルーバイオレットまたはブルーラベンダーが最も黄味を消してくれる。
そこで、10Bvや10BLなどの薬剤が適任。

さらに、髪はある一定以上のアンダーレベルになると反射ではなく、光を透通する。
そこで考え方として、色の三原色ではなく、光の三原色の知識も多少必要になってくる。
例えば、蛍光灯のような青白い光のほうが人間の視覚にはより白に見えるということだ。
そのため、19レベルのまだ完全に透明ではないアンダートーンを黄味を消しつつ、なおかつ白味を感じさせるには微量の青味が必要となってくる。

加えて、時代の流れや、日本人の髪質を考えると、ホワイトでも少しグレーを感じさせた方がゲストや時代にマッチする。

毛先に残った、ロコルの残留へのアプローチとしては、20%〜30%程度はアルカリカラーをもってしても除去できないため、薄っすらピンクが残るということを考慮してラベンダーを感じさせるカラーに仕上げることにした。
というのも、ラベンダーであれば、毛先に残ったピンクに調和するだけでなく、退色後も紫の効果でベースブリーチのレベルを上げてくれることから、優しいブロンドに向かわせることができるからだ。

上記の事項と、今回のオーダーを照らし合わせ、満足度の高いハイトーンカラーに仕上げるため、
N10に、ブルーラベンダーと微量のグレー、さらに微量のアッシュを混ぜあわせることにした。

ハイトーンカラーはブラウンカラーとは異なり、曖昧な部分が全て色として出てしまうが、 色に対する理解さえ深めれば、簡単に作ることができる。
つまり、ハイトーンカラーで難しいのは、
①ベースブリーチを如何に均一にできるか
②ダメージへのアプローチはどうするか
③黒染めやブラウンカラーなどの残留染料へのアプローチをどうするか
という3点だけなので、色に関しては全てデータや理論に基づいて作ることができるということ。
難しくするのはいつだって自分自身だということを忘れないでほしい。


ブリーチ後の状態。ロコルのオーキッドに含まれている ピンクが毛先に残留しているのがわかる。

基本的に塩基性カラーの紫は、青とピンクで構成されていて、青は髪の表層部分に付着して発色、ピンクは寒色系より内側で付着発色するため、紫をブリーチするとピンクが残る傾向にある。

ロコルの場合は、青とピーチで構成されているようで、ピーチは赤に近いピンクのため、他の塩基性カラーよりピンクが残留してしまう。
例えば 塩基性カラーの青であっても少量のピンクやピーチが含まれているため、青の残留塩基性カラーでもピンクが残留する場合がある。
でも、ブリーチで全部をとると考えないで。
ブリーチでは残留塩基性カラーを浮かすぐらいの感覚で施術したほうがダメージが軽減できるが、基本的には残留塩基性カラーはブリーチではなく、アルカリカラーで落とすと考えたほうがいいと思う。

マニパニなどの残留塩基性カラーは、アルカリカラーで80%〜100%まで落とすことができる。
これに比して、ロコルのピンクはなかなか手強い。おおむね70%〜80%までは落とせるが、20%〜30%は残留してしまうため、アルカリカラーの調合で調整していくことになる。

このときアルカリカラーで気をつけるのが、放置時間は20分以上置いたほうがより残留塩基性カラーを消せるということ。
もちろんブリーチ後なのでオキシは3%である。



仕上がりの写真。

カラー理論14 「黒染め編(ダークトーン含む)」

基本的に、黒染めまたはダークトーンにされている方は、そのレベルより明るい状態から暗くするために行っていると考えられる。
そこで問題となるのが、必ずしも、黒染めをする時点で根元から毛先まで同じ状態ではないということだ。
当然、根元からは新生部が伸びていて、一気に塗ると、最初から黒髪である新生部分の上に、さらに黒またはダークトーンの染料が乗ってしまうことになる。
そのため、ダークトーンから髪色を明るくする場合、黒染め等をした時点で新生部であった部分は、他の部分に比べて明るくなりづらくなる。
そこで、ブリーチをする場合黒髪に塗られた黒またはダークトーン部分の幅や長さを、問診や光に透かして把握し、その部分から最初にブリーチ剤を塗布し、リフトアップの経過を見ながら、中間または毛先にいつ塗布するかを考える必要がある。

なお、問診で大概のお客様は、5レベルや6レベルの剤を使って暗くされていても黒染めしてないといいはるので、 履歴をきちんと判断できる目を養うことが必要だ。

カラー理論15 「淡いパステルカラーを作るには19.25レベルがベスト」

まず 日本人の髪に、パステルカラーを表現するには20段階表記の19レベルから19.5レベルが必要。
ただし、19レベルだと早く金髪に戻ろうとし、かといって19.5レベルだと千切れるリスクが極端に高くなる。
そこで、19.25レベルが、僕の中で最もベストなパステルカラーを表現するアンダートーンだと認識している。

19.25レベルには、ダメージや残留ティントなどの条件が揃えば、初来店から二度目の来店でもっていくこともあるが、平均すると約3度目の来店でもっていくようにしている。

今回は特にベイビーピンクに的を絞って説明する。

19レベル、19.25レベル、19.5レベルのいずれもペールイエロー領域のアンダートーンなので、この明るさにベイビーピンクを塗ればサーモンピンクまたはオレンジよりのピンクなる。

初めて19レベルを越えるブリーチをする方には、マニックパニックなどの塩基性カラーのみで明るさを揃えるのは至難の技なので、一度アルカリカラーで根元から毛先までの明るさを揃えた方がよい。
最も失敗の少ない方法としては、アルカリカラーで黄味を消しながらホワイト系カラーにしてから、ベイビーピンクの塩基性カラーを塗れば 日本人の髪でも簡単にベイビーピンクを表現できる。

外国人がしているパステルカラーのほとんどはマニックパニックまたはクレイジーカラーのいずれかの塩基性カラーで表現されたものである。

入手しやすさや操作性などを考えると、国内ではマニックパニックが個人的にはおすすめ。
ただし、マニックパニックのベイビーピンクといえば、コットンキャンデーピンクになるので、19レベルのあたりのアンダートーンにホワイトカラーを施し、コットンキャンデーピンクを塗布しても、 コットンキャンデー自体の発色が日本人の髪には淡すぎるので、それよりも、ほんの少しだけ濃くしたものを調合して作らなくてはならない。

一方、マニックパニックの純粋なピンクはクレオローズを非常に薄く希釈したときに純粋なピンクが出る。

ホットホットピンクの場合は、希釈したときに微量の紫が混ざっているので、アルカリカラーでホワイトカラーを作る際にそのことを考慮する必要がある。

いずれの場合も、コットンキャンデーピンクの見た目ぐらいの薄さにトリートメントで希釈したホットホットピンクまたはクレオローズを作り、コットンキャンデーピンクに加えて、混合調合して塗布すると、驚くほど簡単にベイビーピンクを表現することができる。

ただし、これはあくまでもブリーチを根元から毛先まで均一にブリーチできるテクニック、および19レベル +0.25レベルを見極める目をもってのことだが。

カラー理論16 「19.25レベルのブリーチリタッチの施術・薬剤」

【施術工程】
①ブリーチリタッチ塗布時間15分

②1回目放置タイム「ラップによる密閉」35分
③再塗布5分

④2回目放置タイム「ラップによる密閉」30分

以上、放置タイム65分と施術タイム20分 全85分

【薬剤】
①1回目
・ブリーチ剤「ナプラアクセスフリー」10の割合に対して、アリミノ「ブリーチ120」を1の割合でミックス。
・オキシは6%で、 ブリーチ1の割合にオキシ1.25の割合で調合

②2回目
・残液にナプラ「アクセスフリー」のみを足してブリーチとオキシの割合を1:1にして塗布

カラー理論17 「ブリーチリタッチの理解を深めよう」


写真は、根元「新生部」が1cm少し伸びた状態(左サイドのみ塗布していない状態)。
前回はダメージ対策として、根元を甘めにブリーチしてナチュラルにグラデーションをかけたが、 今回は根元から毛先まで均一にブリーチしたいとのオーダー。

方法としては、根元をブリーチリタッチして、ある程度上がった時点で、濁りがある根元から7〜8センチ部分までディバイスラインを下げて薬剤を伸ばし、ブリーチを均一にする方法を選択した。



ブリーチリタッチをして35分放置後の状態。
根元は途中経過で目標地点まで上がったので、根元を再塗布しながら、 濁りがある根元から7〜8センチ部分までを、刷毛とコームを使いブリーチ塗布しながら 伸ばしていく。
この時の注意点は、濁りがない部分にブリーチを塗布すると髪が千切れる危険性が高まるので、濁りがある部分だけを塗布していくこと。濁りのある部分の見極めが重要となる。



最初の放置から 60分経過した状態。

根元も 濁りがあった7〜8センチ部分も明るさが揃ったのがわかるだろうか!?

このようにブリーチの場合は、明るさやダメージを的確に見極め、放置時間で慌てないこと。
加えて、ダメージに直結する乾燥を避けること。
これらをコントロールできれば、均一にブリーチすることが可能となる。

カラー理論18 「ファイバープレックスを使いこなせ ①ファイバープレックスのメリット・デメリット」

ファイバープレックスのメリットとは、ブリーチによるダメージを軽減し、なおかつ髪が切れにくくする点にある。そのため1度の来店時に複数回のブリーチが可能となる。

画期的で衝撃的な商材ではあるが、もちろんデメリットもある。
そこを理解した上で、デメリットをデメリットと感じさせない使い方をしていくことが大切だ。

では、ファイバープレックスのデメリットとは何か?といえば、
①ブリーチ時にファイバープレックスで処置や処理をすれば、ブリーチのリフト力が減力されるということ、
②パウダーブリーチに混ぜて使用したり、処置をすると、パウダーブリーチのもつ脱染効果も約30%程度減力され、残留ティントがあれば、ある種独特の銅色が発色してくるのが視認されるということ。
この銅色はグレーやアッシュといった寒色系のアルカリカラーの完全発色に若干の影響を及ぼす。
ただし、これは一回シャンプーを挟むことで解消される。

これらリフト力や脱染効果の減力といったファイバープレックスが内包するデメリットについては、使用量を減らすことで解消される。

ただし、一口に使用量を減らすといっても、ギリギリの部分での判断やせめぎ合いが必要となり、判断を誤って使用量を減らしすぎた場合は、ファイバープレックスのもつ利点が消えてしまう危険性もあるので注意が必要だ。



ファイバープレックスが登場する以前は、既染部にブリーチが付着しても髪が千切れにくくするため、水っぽくない固形に近いコンディショナーまたはトリートメントを塗っていた。
これを応用すれば、アンダーは上がっているはずなのに、カラーでトーンダウンされた既染部を「脱色」でなく「脱染」したい場合、 ブリーチにトリートメントを混ぜ、千切れる可能性がある部分にだけ直接トリートメントまたはコンディショナーをつければ、脱染でき、なおかつ髪が千切れる危険性がぐんと減る。

カラー理論19 「ファイバープレックスを使いこなせ ②jooji流の使い方」

現時点(2017年7月1日)で、僕は、

①シュワルツコフの「サロンオンリーコンディショナー」に水とボンドブースター(全体の5%程度)を加えたクリームタイプの処理剤と
②水にサロンオンリーコンディショナーを少量混ぜ、ボンドブースター(全体の5%程度)を加えたトリートメント水タイプ
との2種類で、ブリーチ既染部にアプローチしていく方法をとっている。
いずれかをブリーチ既染部に前処理として使用すると、シャンプー時に髪にブリーチが付着しても、髪が千切れるということはない。

ただし、少なくとも、この方法は中級及び上級の使い方なので、 ダメージへのアプローチに関しては、ブリーチに約5%までのボンドブースターを混ぜ使用するのが安全だ。使用量が5%を超えた場合はリフト力が減力しすぎるので多く使うのはNG。

なお、複数回ブリーチをする場合や、ダメージさせたくないブリーチの場合には、ブリーチとオキシの総gに対し5%程度のボンドブースターを混ぜて使用すれば、ダメージや切れ毛を防ぐことができる。
例えば、ブリーチとオキシを足して100gであれば、ボンドブースター5gが必要となる。
ただし、ブリーチ剤に混ぜて使用する場合は、多少の減力があるので、それを考慮して使用すること。

カラー理論20 「ファイバープレックスを使いこなせ ③実践編」

今回は、19レベルにブリーチリタッチした後、ピクサムカラーを塗布した。

①ブリーチリタッチでは、既染部のブリーチ部分について、ブリーチからのプロテクト、ないしは前処理の意味合いもかねて、 シュワルツコフの「サロンオンリーコンディショナー」を水に薄めたものにボンドブースター(全体の5%)を混ぜたものを処理剤として使用した。
なお、ボンドブースターで処理した髪は、毛髪内部の水分保有量がかなり上がるため、使用量が多かったり、つけすぎるとブリーチ毛は全く乾かなくなる。




②ブリーチ剤としては、シュワルツコフの「ヴァリオブロンド」を使用。
ヴァリオブロンドを塗布し、20分放置後に再塗布。さらに20分放置後に再塗布し、さらに20分放置した。
放置タイムは合計で60分、再塗布時間を含むと約75分程度になる。
19レベルに到達する平均的な放置時間は50分程度だが、ボンドブースターで軽く減力されるので、プラス10分〜15分程度の時間が必要となった。
言い換えれば、ボンドブースターを使った場合であっても、通常の放置時間に10~15分程度プラスすれば、リフトアップされることになる。



③ブリーチ後のシャンプーで、ボンドシーラーを軽くニーディングして流してから、オンカラーに入る。
ボンドブースターはおそらく数回程度のシャンプーでは除去しないだろうと思われるので、ブリーチオンカラーの場合、オンカラー時に再度ボンドブースターの使用は必要ないと考える。
ただし オンカラー前のシャンプーでは、ボンドシーラーを使った方がトリートメント効果がでるので、使用することをお勧めしたい。




④19レベルにブリーチした髪に、シュワルツコフアルカリカラー「イゴラロイヤルピクサムF」の
・T-CIear 30g
・C-PV11 15g
・PTBe10 15g
・T-PA 5gを配合したものにオキシを3%で調合した。
なおインナーカラーのオレンジはマニックパニックを使用。



⑤仕上がりの写真。 ピクサムは比較的ハイトーンヘアーに向いた ランナップで構成されていると感じる。

カラー理論21 「髪は光を透過する」


左上の写真は、カラー塗布後、右下の写真はシャンプー後の写真。
ラベンダー系のベースカラーと、いろんな紫9色のアクセントカラーを細めの線で構成し、 青紫から赤紫と、紫の色調が変わる様を光で楽しむヘアーカラー。



上が仕上がりの写真で赤紫が強く発色しているが、下の写真のように蛍光灯の下だと、逆に青紫がはっきり発色してくる。



このカラーのポイントは「髪は光を透過する」という原理を利用したこと。

特に紫は通過する光の種類で色のニュアンスが変わってくる。

蛍光灯って青白い光で、それが通過するとこうなるが、
初夏の太陽下だと、青紫と赤紫がバランスよく発色する。
居る場所で微妙に色の見え方が変わってくるから、カラーってほんとうにおもしろいね。

カラー理論22 「カットスタイルで考えるセクションカラー」

例えば、ボブやAライン、ミディアム、ロングといったカットベースがグラデーション主体で構成されたスタイルは、 横、またはナナメ軸でカットベースのセクションが作られていくことになる。
当然、髪は上から下へと落ちるので、上の髪に長さがあれば、表層以外の髪は隠れてしまうので、セクションカラーの場合、表層以外のカラーをいかに効果的に見せるかがポイントになる。
つまり、隠れている髪と見えてる髪のバランスを考えながら、セクションカラーのスライスも、横またはナナメ軸で構成していくことになる。

一方、レイヤースタイルは、ほとんどの髪が見えること、およびカットベースも縦またはナナメ軸で構成されているので、 レイヤースタイルのセクションカラーは、縦またはナナメ軸で構成していくことになる。

このように、グラデーション主体のスタイルでは「隠れてる髪をいかに見せるか」がポイントとなり、他方、レイヤー主体のスタイルでは「いかにバランスよく隠すか」がポイントとなる。

同じセクションカラーでも、スタイルによって考え方そのものが変わってくる。
大切なのは スタイルの構成を理解し 縦、横、斜めのいずれのセクションを選択していくかを常に考えなければならない。


グラデュエーションカットの場合、インナーを目立たせたいのであれば、オーバーセクションを薄くとらなくてはならない。 ポイントは、オーバーセクションのスライス位置と、インナーセクションの色の幅。
GとLの形状でセクションの取り方を工夫していこう。

カラー理論 番外編 「jooji、ティムハートレーを語る」

僕の中で ひっそりと「ドラエモンのおじさん。」と呼んでる人がいる。
だってポケットからなんでも出てきそうだもん。それぐらい たくさんの夢や希望、 衝撃を見せてくれたし、 これからもたくさんのこと学ばさせてくれるんだろうな、と期待させる。
彼の名は「Tim Hartley」。
ヴィダルサスーンの愛弟子で、35年間sassoonに在籍、前最高責任者であり、 真のヴィダルサスーン、あるいはヴィダルサスーン以上のヴィダルサスーンとの呼び声も高い。
僕は、彼にとても憧れていて、一生懸命、ティムハートレーの技術を真似したり、完コピしたりしていた。

そんな僕は「sassoonか」と問われると、「NO!!!」と即答する。
だって僕の職業はjoojiでありたいし、僕のスタイルもjoojiでありたいからだ。

それにティムハートレーがsassoonを卒業してからのほうが、よりたくさん好きになったからだ。
それというのも、sassoonを卒業後のティムハートレーのカットは、スライス幅がほんの数ミリ太くなっているし、パネルを持つとき、以前に比べて柔らかく持つようになってるからだ。
たったこれだけのことなんだけど、このことがスタイルに与える影響は計り知れなくて、凄く柔らかくなるだ!
わかるかな!? きっとsassoonという縛りがあったときはできなかったことなんだろう。

話は少しズレるがsassoonのアーティスティックディレクターを経て帰国した川島文夫先生が、現在、縦スライスでポインティングカットを多用しているってことを考えると、sassoon系の切り方の中で、最も日本人の髪を収める切り方なんだろうと判断してのことだと伺える。
結果いろいろ考えていくと、きっと僕は、sassoonをベースに派生していくものをドキドキやワクワクを感じるだろうと思っている。

なかでも衝撃的だったのが、現在はお亡くなりになられているが、DADAの植村隆博さん。
植村さんがsassoonアートディレクターを経て帰国した当時の日本は削ぎによる軽い髪が全盛期だった。
彼は、セニングによるレイヤーや、グラデーションの入れ方を論理的に表象した。
硬くて太い日本人の髪は、的確な量感調節をすると柔らかく、軽くなる。
そこに、グラデーションやレイヤーを駆使してチョップカットやポインティングカットをしながら、 アウトラインはブラントで切ると、シャープだか柔らかくて軽い、独自なスタイルを作り上げていく。
そんな植村さんのカットは、ほんとに凄かったなー。

話をティムハートレーに戻そう。
彼はグラデーションの使い手で、横または斜めスライスのスペシャリストである。
一方、現sassoon最高責任者マークヘイズは、レイヤーのスペシャリストと言っていいだろう。 縦スライスを本当に綺麗にカットしている。
とりわけ、以前のsassoonでは見られなかったイヤートゥイヤーから前こめかみより上の前頭部分の骨格の傾斜の こだわりが尋常ではなくて、 きっと今後、この部分をLやGを駆使してどう切っていくかが大切になっていくと思う。

時代はレイヤーだよ!レイヤーだからね!
レイヤーカットが上手くないと生きていけないからね!
でも、僕はやっぱりグラデーションが好きで!笑 
ティムハートレーが大好きです。


※ブリーチやブリーチonカラーの担い手としてのイメージが強いjoojiだが、カット技術にも定評があり、jooji名で活動する以前は「JHA」ジャパン ヘアドレッシング アワーズ「RISING STAR OF THE YEAR」ファイナリストに数回ノミネートされたのを始め、数多くのコンテストで優勝・入賞経験がある。

カラー理論23 「オーダーとアプローチ」

オーダーはハイトーンのベビーピンク系にしたいとのことだったが、前回7〜8レベルのブラウン混じりのアルカリカラーでトーンダウンの履歴あり。
その前は19レベル越えのスーパーハイトーンだったが、残留ティントがあるため、リタッチ後、全頭ブリーチが必要となる。
ただし19レベル越えの履歴があると、無理をすればかなり髪が千切れることになるので、今回は多少千切れるのは仕方がないとしても、できるだけ無理をせず、抜けた色で工夫して、ベビーピンク系に見せようと提案し、施術に入った。



(左)ブリーチ後の写真 (右)アルカリカラー後の写真

前回、トーンダウン時に根元だった部分に、残留ティントがあり濁りがある状態(写真左)。
この状態でベビーピンクを塗れば、根元のピンクだけが浮き、金髪またはサーモンピンクよりになる。
そのため、ブリーチ後、先にアルカリカラー(ピンクバイオレット)でグラデーションを軽くつけてからの施術がベストな選択であったため、 濁りのあった根元部分にアルカリカラーでリタッチを施した(写真右)。




アルカリカラーの使用薬剤は、モルトベーネ 「スロウ」の「P10とV10とN10」を「3:1:1」の割合で調合したもの。
毛先には、より白味を増すように、残液にN10を30g足したものを塗布。
オキシは3%。(写真左)。

アルカリカラー後に、マニックパニックのピンク系でアプローチ。
ホットホットピンク希釈に、コットンキャンデーピンクを混ぜ、さらに微量のライラック希釈を加えた。
ライラック希釈を足した理由は、ラベンダーを混ぜることにより、退色時に、よりベビーピンクやホワイトピンクに近づけるためだ。
写真右は、マニックパニック塗布後、シャンプードライ前の写真。



仕上がりの写真


カラー理論24 「バージンヘアからホワイトヘアにするまでの最も安全な施術工程」

ブリーチは一回の来店で最大二回までにしたほうがいい(1来店ブリーチ2回説:ただしファイバープレックスの出現で1来店時のブリーチ回数を2回以上に増やせる可能性がある)。

そして、バージンヘアーから髪を白くするには、3回の来店が必要となる。
具体的には、「1か月に1回のペースで3ヶ月」の間に計5回程度のブリーチをするのが、最短かつ快適にハイトーンを維持できると考える。
3ヶ月よりも期間を縮めたり 1回の来店時に2回以上のブリーチをすると、綺麗にハイトーンを維持することができなかったり、髪が千切れたり、ナイロンみたいにヘロヘロになったりと、いいことはない。

まず、最初の来店ではブリーチを2回行う。
1回目のブリーチ:60分~90分程度放置
2回目のブリーチ:30分〜40分までの放置時間が ひとつの目安となる。
それ以上の放置は、デメリットが優先するのでNG。
2回ブリーチ後の状態は、まだオレンジ味を帯びた銀髪の領域なので、グレーやアッシュといった色に、少量の紫を混ぜれば、ブリーチ状態よりも少しだけ明るく色落ちし、色落ちの過程でもグレージュやブルージュを楽しむことができる。

次に2回目の来店では、根本をリタッチしながら全体にブリーチをしていくことになる。
その後、根本3センチ部分から毛先までの間に、少し濁ってる部分がまだあるはずなので、そこにブリーチで補正をかける。
2回目の来店で、ホワイト系カラーは表現できるので、希望の色や、青みに少し紫を足した色で、白みを感じさせる領域まで髪を明るくさせることが可能となる。

2回目の来店以降は、自宅で紫シャンプーを使用してもらうことで、 色落ち過程で白みを帯びさせることができる。

最後に3回目の来店では、1回のブリーチで、ほぼ白金までの明るさに持っていくことができる。
この時点でホワイトヘアーやかなり薄いパステルヘアー、シルバーなど、どんな色でも実現が可能となる。

なお、これはバージンヘアーに限った話なので、ブラウン系の色を入れたことのある髪であれば、もう少し回数が増える。

また、黒染めをされたことがある髪なら、運がよければ、白金近くまで持っていけることもあるが、 ほとんどの場合は、白金まで持っていくことはできない。

さらに、ブリーチサプリやトリートメントブリーチといったトリートメントを混ぜてのブリーチでは、ブリーチそのもののパワーが減力するので、 もう少しブリーチ回数が必要となる。

ブリーチをする場合はお客様も、ダメージは覚悟しているとは思うが、
髪が千切れると、やるほうも、されたほうも悲しくなるので、あまり無理をせず、相談しながら、 適切にブリーチ手順を踏んでいきましょう。

あと補足となるが、せっかくブリーチをしてもブラウン系やベージュ系を混ぜたカラー剤を使用した場合は、上記よりもブリーチ回数が増えるということも覚えておこう。

カラー理論25 「ホワイトブロンドを維持するための施術」


問診:前回、来店から二カ月弱。
根元2cm弱の状態。
ホームケアーで紫シャンプーを使用している。

今回の施術:ブリーチリタッチでブリーチレベルを合わせて、引き続き、ホワイトブロンドを維持するため根元は19.25レベルまでリフトアップする。




写真はブリーチリタッチ後、ラップして30分放置した状態で再塗布したもの。

僕の場合、18レベル以上のアンダートーンを目指す場合、放置30分〜35分で再塗布するようにしている。
19レベル以上の場合は、最初の放置(30~35分)後に再塗布し、早く抜ける人以外はさらに20分〜25分放置してから、再度、再塗布している。

再塗布するとブリーチのパワーがあがるため、早く目標に到達する。
それというのも、ラップで密閉して放置した後、再塗布により空気を含むからだ。
ブリーチは、熱と空気による酸化で、より効率的にリフトアップすることができる。

ただし、遠赤外線などの体温以上の熱を与えた場合、ダメージに結びやすいのと、 想定以上に抜けることもあり、僕はラップによる自然放置をしている。




今回は、ブリーチで作るブロンドに、少し補正をかける程度なので、紫シャン感覚でカラートリートメントを選択。

写真のカラートリートメントの内容は
トリートメント80gに対して、マニックパニックのライラックを2g以下で混ぜ合わせて作っている。

これは、ブロンドからほんのりホワイトブロンドへ変わる程度のパワー。
ブリーチ後のカラートリートメントの注意点は、ベースブリーチにむらがあると、そのまま色むらになってしまうので、
ベースブリーチにレベル差がある場合は、必ずアルカリカラーを使用すること。



ブリーチリタッチレベルを19.25レベルにして、ライラック超希釈のカラートリートメントを塗布後の仕上がりの写真。

なお、今回はカラートリートメントを用いたが、アルカリカラーで施術する場合は、
クリア剤メインでN10に微量のブルーラベンダーを混ぜれば、ほぼ同じ効果が出せる。

ただし、微妙な明度の関係で、カラートリートメントのほうがより光沢が出せる。
アルカリカラーだと、ほんの少しくすみが出ることになるが、視覚的に色そのものに差異はないので、 一般的にはアルカリカラーで表現することをお勧めする。

カラー理論26 「19.5レベルのリアルホワイトカラー」

ブリーチの基本11にも書いた通り、ブリーチは19レベルまでが快適に過ごせる。
白っぽい色だけでなく大概どんな色でも19レベルで作ることができるから、ブリーチは19レベルまでにとどめておいたほうがいい。

ただし、本当のホワイトヘアーを作る場合だけ、19.5レベルまであげなければならない。


写真は、いずれも19.5レベル。
19.5レベルのホワイトブリーチは、限られた髪の状態のお客様だけに、かつ限られた技術者にしか許されない領域だと僕は考える。

例えば、縮毛矯正やデジタルパーマ、あるいは日常において過度に使用されているアイロン等により、タンパク変性を起こしている髪の状態では19.5レベルまで持っていくことはできない。
また、黒染めやブラウンヘアーを繰り返している場合は、蓄積された残留ティントが邪魔して、19.5レベルまで上げることができない。
さらに、ヘナやマニキュア、あるいは濃い塩基性カラーにより、残ってる色味がある場合は19.5レベルまで上がらないし、上げてはならない。
こうした条件をクリアし、なおかつ、びびってる髪もなく枝毛も多くない場合にのみ、19.5レベルのリアルホワイトブリーチを目指すことができる。

リアルホワイトブリーチの施術について注意すべき点としては下記のものがある。

①遠赤による加温は、髪内部の水分や油分が一気になくなるため、あまりお勧めできない。
②処理剤に油分多めのものを使うと、その油分と一緒に髪の油分まで持っていかれるから、工夫しなければならない。
③髪への負担や、お客様の負担から、既染部のブリーチは最大60分程度までにとどめておいたほうが無難。
④新生部に関しては、1.5センチまでならラップ併用の再塗布で、60分~90分の放置時間で19.5レベルまで上げることが可能である。
⑤既染部は18レベルか、最低でも17レベルまで上がってる状態での一回ブリーチが最もリスクを抑えることができる。

では、実際の施術に入る。

ホワイトヘアーにする薬剤として、今回はマニパニを使用した。

マニパニは 「ヴァージンスノー50ml」、「ライラックを0.75グラム」を、
シュワルツコフ「サロンオンリーコンディショナー300g」に加えて調合した。



仕上がりの写真。




こちらも19.5レベルのリアルホワイトヘアー。
マニパニの 「ライラック」を0.5グラムを、
シュワルツコフ「サロンオンリーコンディショナー300g」に加えて調合している。

カラー理論27 「パウダーブリーチとオキシの倍率」

まずはじめにブリーチをする前に重要なのが、「ブリーチによって何レベルにするか」を最初に決めておくこと。

僕の場合は、「18レベルを基準」に考えている。
18レベルより上げるのか、18レベルでとどめるのか、あるいはそれ以下なのか。といった具合に。

一般的な美容師さんだと、17レベルを基準に考えればいいと思う。

僕の場合、パウダーブリーチとオキシの倍率は、「1:1」 「1:2」「1:2.5」の割合で考えていて、
「1:2.5」の倍率が最も早く17レベルに到達する。

ところで、ブリーチ剤に水を加えるとどうなるか。

ブリーチ剤が減力するというのはすぐにわかるよね!?

これはオキシであっても同じことで、例えば「1:3」の倍率にしたとき、パウダーブリーチのパワーが減力されて17レベル程度で進行は止まる。
つまり、オキシ倍率が高いと、ブリーチ剤が減力することになる。

そのため、最もパウダーブリーチのレベルが上がるのは、オキシ倍率の低い「1:1」の倍率ということになる。
ただし、倍率が1:1だとゆっくりと上がってくるので、到達までに時間がかかることになる。

塗布後30分であれば、「1:2」または「1:2.5」の割合が、断然上がりが早いが、ブリーチ剤の効力がオキシによって薄められるので、ある程度の時点でリフトはストップする。

サロンワークを考えたら、短時間でリフトアップしたいとなると、 最初にオキシの倍率が高いものを塗り、20分〜30分程度放置した後、ブリーチ濃度が高い「1:1」を再塗布すると早くリフトアップしてくる。

そこで、17レベル以上を目指すなら、スタートはオキシ倍率の高いものを、再塗布でブリーチ濃度の高いものを塗布すればよいことになる。

ただし、もともとアンダーが上がっている場合は、オキシ倍率が高いものを塗布すると、パサつきやダメージが出るので、アンダーが14レベル以上だとオキシ倍率を高くしないほうが賢明だ。

カラー理論28 「ブリーチ状態よりも明るく見せるテク」

全ての髪を、とことん明るくできるわけではない。

黒染めやブラウンカラー、その他のカラーによる残留ティントと、それにまつわるダメージ状態では、その日できる明るさって決まってくるわけで。
それでも、「できるだけ明るくしたい」っていう要望があった場合、僕は、よくあるテクニックを多用する。

例えば、残留ティントによってブリーチが17とか18レベルで止まって、それ以上上がらない場合、 アルカリカラーを入れて、レベル+1明るく見せる方法がある。
「希望色+n10+v10+残留ティントの補色」でブリーチ状態より明るく見せることができる。


写真は、このテクニックでアルカリカラーを入れて、マニパニで白っぽく見せたもの。

色を重ねて、重ねてもなお明るく見えるって、やっぱり色の世界って面白いね。

カラー理論29 「塩基性カラーの調合」

僕はマニパニなどの塩基性カラーは、原色などの6色しかほとんど使わなくて、その6色ですべての色を作っている。

色を作るときの基本は、「淡いものに濃い色を少しづつ足していったほうが失敗やリスクが減る」ってこと。

わかりやすく言うと、基本的にマニパニには、色の玉の種類が、3つあると思ってください。
濃い色は大きい玉の色。
普通色は中ぐらいの玉の色。
淡い色は小さい色の玉。

マニパニなどの塩基性カラーの淡い色って、基本的に日本人の髪には、見たとおりの色は発色しないので、
小さい色の玉の中に、少しだけ大きい色の玉をいれて、色を調整する必要がある。
もちろん大きい色の玉なので、少しでも過量してしまうと、その色が勝ってしまうので注意が必要だ。

薄めた時に視覚的に見える色の発色は、
マニパニ とクレイジーカラーはほぼ同等ぐらいだが、クレイジーカラーの赤と黄色以外はマニパニより発色が落ちる。

他に国産のルベルやYSは、上記よりさらに発色が落ちて、くすみを含み持つことになる。
カラーバターは、そのさらに下の発色となる。

仮にマニパニとカラーバターを混ぜて色を作った場合、見た目よりマニパニの色が勝つので
毛束などに染めて、どんな色に発色するのかを覚えてください。

それがわかれば、玉の大きさを想像して分類するとわかりやすくなる。(「この説明じゃわかんないか、!笑」)
とにかく淡いものに少しだけ濃い色を足していって色を作ること。

僕のやってることを、とても複雑で難解に感じる方もいるかもしれないけど、
色やカラーデザインは作るまではやっぱり大変だけど、
一度作ってしまえば、実は10レベルぐらいまでのブラウンカラーを一色に染めれるテクニックと知識があれば、ほぼ7~8割程度には再現できるようにしている。

ブリーチの上がり方や、各レベルの発色の仕方にも法則性があるから、
僕のやってることって、実はとてもシンプルなんですよ。

カラー理論30 「ヘアーカラーテクノロジーと職人技」

アルカリカラーで、僕が今(2016年6月現在) 最も注目してるカラー剤は、ウエラの「イルミナ」と、モルトベーネの「スロウ」である。

この2つのヘアーカラーテクノロジーは素晴らしいの一言。

特にブリーチされた髪に関しては、この2つの剤が日本のカラーの可能性を広げてくれるだろう、といって言いぐらい完成されていて、個性のあるカラー剤だ。

イルミナは色の中に青紫がうっすら発色して、その上に強い光沢が乗るかんじなので、
よりハイトーンのホワイト系カラーで最も効果を発揮すると僕は思っている。

一方スロウのほうは、ネイビーよりのブルーが発色して、その上に柔らかい光が乗るかんじなので、
日本人に最も似合う色を考えて作られたんだろうな、と思えるところはがとても素敵だ。

その反面、マンセルでいうところの青は5トーンなので実際の仕上がりより視覚的にトーンが落ちた印象になるから、
明るさを維持したいというお客様には、クリア剤やナチュラルの配合が必要かな。
そのため、スロウは、ブルージュやグレージュにはとっても効果を発揮するカラー剤だと認識している。

ホワイト系はイルミナ、ブルージュ、グレージュにはスロウと、使い分けるとカラーの可能性は無限に広がっていく。

2つとも、とっても優れたカラー剤だけど、僕はきっと多様しない。笑

というのも 誰が塗っても ほぼ同じ仕上がり、同じような艶が出るからだ。

僕は、僕の色や艶を出したいんだもん。

そんな僕が今、最も多様しているのが、ナプラのカラー剤で、 発色、艶、ダメージの全てが及第点以上の個性の少ない最高なカラー剤といえる。

カラー剤の個性が少ない分、僕の個性が最も出しやすい。
そんな理由で、僕はナプラを多様している。

僕は色で、艶の出し方を変えられるから、イルミナやスロウが出せない色艶を出していくこともできるだろう。
職人技が最も発揮できるカラー剤、それがナプラのカラー剤だ。

もちろん、イルミナやスロウは個性のある最高のカラー剤だから、 必要あらば、躊躇なく使用しますが、ね。

jooji 2018年を予想する①「ハイトーンカラー時代へ突入」

本当は2017年でピークを迎え、以降はゆっくりと減速していくと考えていたハイトーンカラー。 それというのも、2017年は、19レベルまでアンダートーンが上昇し、ブリーチへの理解が足らない、もしくは操作しきれていない状態で施術されたことによる過度なダメージや千切れ毛を嫌がる方たちがブリーチをやめてしまうのではないかと考えていたからだ。

でも、そんな僕の心配をよそに、時代はハイトーンカラーへと突入しようとしている。

ハイトーンカラー時代への予兆は、商材からも伺える。

なんといってもシュワルツコフのファイバープレックス。
この商品は本当に画期的で、ハイトーンカラー時代を作っていくと思う。

それにマニパニのスモーキーもいい。

欲をいえば、オキシが12%ぐらいまで認可されれば、 この上ない幸せを感じるんだろうけど、、。
それはないか、笑

でも、もう少し残留染料を取り除ける 脱染剤あればいいのだけどな。

まぁ、現状のアルカリカラーのアッシュやグレーの赤みのない寒色系だけでもいいか!
その 3つがあればハイトーンの時代を作っていけるね!!!

そんなことをいろいろ考えたら本当に2018年楽しみになってきた!
まだまだブリーチやハイトーンカラーに未来はある。 嬉しい!!!!! 嬉しいよよよよよ!!!!

そんなわけで、今の若い世代の子たちには、どんどん頑張ってブリーチしていってほしいと思う。
それを見た親や上の世代の人たちに、私が若かったらブリーチをしたいって思わしてやってほしい。

上の世代の方々は、髪が細くなりボリュームを求めてパーマをあたてたり、 繰り返す白髪染で、髪にダメージを負っているけど、それもファイバープレックスが解決してくれる。

ごま塩や黄味の出た白髪を綺麗な白髪にするために ブリーチをしたりする年配の方たちが今後どんどん増えていくかもしれない。

そうなればブリーチは若い世代だけに限った施術じゃなくなるだろうし。
やっぱりハイトーンカラーの未来は明るい!!!
これからも楽しみになってきた!!!

カラー実践編1 「日本人に作る アイスブルー系カラーの簡単な作り方」

アイスブルー系カラーを作るには、20段階表記で最低でも19レベルの明るさが必要である。と言うのも 青味と白味をバランスよく共存させなければならないからだ。
そのため、アンダーブリーチを、可能な限り綺麗にできるようにする必要がある。


こちらはブリーチ後の状態。アンダーは19.25レベルになる。

アンダーブリーチ後は黄味を消すためと、その後に塗布する塩基性カラーを扱いやすくするため、一度アルカリカラーを塗布する。
そうすれば日本人の髪でもアイスブルーを出しやすくなる。
こちらの写真は一度青白くなるようにアルカリカラーを塗布している。

アルカリカラーで白味を出すにはN10が適切だ。。
加えて、アクセントカラーのブルーを1:1にすれば青白くなるが、補色と補助色があれば、さらに青白みを出せるので、補色としてブルーバイオレットを少量、補助色として10レベルアッシュとグレーを少量混ぜている。


こちらは塩基性カラー後の写真で、マニックパニックを超薄めてアイスブルーを作り、塗布後、発色させたもの。


アルカリカラーで青白くしているので、ここでの調合は、マニックパニックのショッキングブルー、ライラック、アトミックターコイズをいずれも1:1:1の割合で、各5グラム、計15グラムに、300グラムの希釈用トリートメントを混ぜ合わせている。
希釈用トリートメントはシュワルツコフサロンオンリーコンディショナーを使用している。

以上 とっても簡単な説明だけど、施術もなれると簡単だから頑張ろ!!!

ここでのポイントは
①アンダーのブリーチを綺麗にすること。
②ブリーチレベルを根元から毛先まで均一にすること。
③アルカリカラーの10レベルで青味と白味を操れること。
④塩基性カラーは各レベル毎にどれぐらいの濃度で、どれぐらい発色するかを把握・理解すること。
以上ができれば、ひと昔前まで日本人には絶対にできないと思われていた淡い色やパステルカラーが簡単に表現できるようになる。

ただし、黒染めやダークトーン系などのカラーをしているため、ブリーチをしても19レベルまで持っていけない髪では、アイスブルーカラーを表現することは出来ないので、 19レベルに持っていける髪かどうかを見極める知識や経験が必要となります。


仕上がりの写真。

カラー実践編2 「パステル系カラーの作り方」

新生部1.5cm で過去2回、1.5ヶ月スパンでのトーンダウン履歴あり。


既染部は19レベルのアンダートーンであるものの、ダークトーンの残存ティントがあるため、そこまでリフトアップしていない。
光の透け感などを考慮すると、ブリーチ剤をつけて少し放置すれば、80%以上の残存ティントは除去できると判断したため、今回は、既染部に合わせたブリーチではなく、既染部よりも少し甘めにブリーチリタッチしている。

まず、新生部と過去二回のトーンダウンにより残存ティントが色濃く残っている部分を先にブリーチリタッチをすることに。
ハイトーンにおいて重要となるのが、「アンダーと残存ティントの見極め」。しっかりと判断できるように訓練したい。
写真は ブリーチリタッチ後の状態。


こちらの写真は先ほどのブリーチリタッチから30分放置後の状態。

根元が約18レベル程度にリフトアップしたので、この後、毛先の残存ティントを除去するため根元に使ったパウダーブリーチに、新たに軽くパウダーブリーチを足し、さらにトリートメントを混ぜたものを全体的に塗布した。 なお、パウダーブリーチは「ナプラ アクセスフリー」を、オキシは「ox6%の1.5倍」を使用している。


毛先にブリーチ剤を塗布し 10分放置した状態.

残存ティントは100%除去しようと思ってはいけない。 「80%除去できたらラッキー!!!」ぐらいの感覚が丁度良い。
この段階で気を付けなければいけないことは、既染部分の放置時間。
既述した通り、毛先は以前にアンダートーン19レベル。このレベルにある髪にブリーチ剤を塗布すれば、20分後には髪が千切れだす。
過去の様々な例から考えても、15分以上は危険。
10分程度、ないしは10分以内の放置にとどめると、ダメージが最小限に抑えられ、髪が千切れるリスクもかなり低減される。
以上のことを 頭の隅にでも置いておいて欲しい。

ちなみに、これは19レベルでの話なので、例えば既染部が18レベルだったとしたら、 千切れるまでの時間的猶予は30分〜40分程度に延長される。
アンダートーンのレベルと目的のレベルをはっきりとさせて施術に挑むのが大切。


先ほどの状態からシャンプーした後の状態である。
前回、前々回のダークトーンにした時の根元部分の濁りが多少気になるが、この辺りはアルカリカラーで補っていけばリカバリーできる。


さて、改めて説明すると、左上がカウンセリング時に聞き取ったゲストのイメージに近い希望のカラー。
ただ、僕的にはあまりに夏色的だったので、もう少し冬カラーのイメージを出したほうが本人にも似合うし、洋服などにもマッチするため、それをベースにもっとくすめて、パステルなんだけど、もう少し落ち着いた雰囲気にしようと提案して施術に入った。

今回は、ブリーチ後にアルカリカラーをしてパステル系のマニックパニックをコーティングする施術工程で進めたのだけれど、ブリーチ後、先にアルカリカラー後にコーティングするパステル系カラートリートメントを作ってから、その色を綺麗に発色させるため、アルカリカラーの調合をブリーチ後の状態を見ながら調合していった。

なお、パステル系カラートリートメントはマニックパニックの「グリーンエンヴィ」にかなり希釈したものを使用することにした。 具体的な調合は、シュワルツコフの「サロンオンリーコンディショナー」300gに、マニックパニック「グリーンエンヴィ」を2.5gだけ足した超パステルカラーだ。


左上:アルカリカラー塗布後の写真
右上:アルカリカラー シャンプー後の写真
下の段:マニックパニックカラートリートメント塗布後の写真

さて、考えてみよう。
先ほどのブリーチ状態に、アルカリカラー後のカラートリートメントの調合も決まっている。
では アルカリカラーの目的は何か? まず、①少し白味を出したい。
そして②黄味を消したい。
③残留ティントの濁りを薄めたい。
そして、④全体的にくすませたい。
なおかつ、⑤若干のマット味を出しておきたい。

上記5つのことをアルカリカラーに求めたわけ。となれば、当然5つの色味が必要になる。

まず、白味を出したい理由は後に入れるパステル系カラートリートメントを発色させたいためなので、これは「N10」で叶います。
次に黄味を消すには、今回のアンダートーンなら微量の青紫を入れると消せるので、「10BV」を使用する。

残留ティントの濁りについては、微量のアッシュで軽く消せるので「10A」を。

そして全体的くすませるには、グレーやモノトーンでくすみを出すことができるので「10MT」を。

最後にマット味は「10M」で実現することができる。

これらを必要最小限の量だけ補うといいわけです。


カラートリートメント シャンプー後の写真。

仕上がりの写真。



カラー実践編3 「ラベンダー系セクションカラーの作り方」


写真はブリーチリタッチ後の状態。
毛先はダメージ対策とナチュラルに発色させるため、来店時の状態の色の上にカラーをかぶせることにした。
ロングなので、アレンジやくくったときに、 ブリーチリタッチされている部分は、彩度が強く、色がはっきり出るように、
ブリーチリタッチされていない部分は、淡く発色して落ち着いた印象を出すため、 複数の色が混じった感じのラベンダー系セクションカラーにするため、下記のようなグラデーションをかけた。

・オーバーセクションのトップのみに、アルカリカラーで、落ち着いたグレーラベンダー系を作り、 インナーに三色のセクションカラーを入れる。

[インナー]
・アンダーセクションの一番下には、ピンク。
・アンダーセクションの二番目には、ラベンダー。
・アンダーセクションの一番上には、ブルーラベンダーを ナチュラルにグラデーションをかけた横セクションのインナーカラーとなる。




写真は、インナーに入れる三色のカラーで全てマニックパニック。

まず、ホットホットピンク希釈とショッキングブルーの希釈を用意する。

次に、希釈したホットホットピンク2に対してショッキングブルー1の割合でラベンダーを作る(カラー1色目:右上)。

最後に、作ったラベンダー1に、ショッキングブルー2の割合でブルーラベンダーを作る(カラー2色目:下)。

ホットホットピンク希釈はそのまま使用する(カラー3色目:左上)。
※トリートメント希釈は20倍程度。
上記三色で施術する。




まずアルカリカラーのオーバーセクションを先にブロッキングしておく(写真左)。

次に、インナーカラー部分を、三等分に分けることになるが、
髪は上から下に落ちるため、下側のセクションは隠れやすくなることから、
三等分といっても均等ではなく、一番下は少し広く、真ん中は均等に三等分した幅ぐらいに、 一番上は三等分よりも狭くとる感覚でブロッキングをするとよい。

写真右は、ブロッキングした一番下のセクションにピンクを塗布した写真。



インナーカラー 真ん中のセクションのブロッキング(写真左)と、 ラベンダーを塗布した写真。




アンダーセクション一番上のブロッキング(写真左)と、ブルーラベンダーを塗布した写真。




写真はオーバーセクションにアルカリカラーを塗布した状態。

アルカリカラーは、スロウのモノトーン8レベルをメインに、アッシュの8を少量に、本当はスロウのvがあればそれでよかったんだけど、まだ発売されてない(2016年8月時点)から、他メーカーの6レベルのRVと6レベルのブルーバイオレットを少量加えて調合した。





シャンプー後の写真。トーンが変わったかiPhoneじゃ上手く撮れなんだ!笑
落ち着いたグレーラベンダーの中に、ラベンダーとピンクが発色してるのが見て取れると思う。





仕上がりの写真。
様々なラベンダーやピンクが入り混じってるが、ナチュラルに発色させてるため、 そこまで派手には見えないカラー。
こんな感じで僕のセクションカラーは作られている。

カラー実践編4 「カラートリートメントで作るゆめかわいい系カラーの作り方」


前回、19レベル強にブリーチし、ラベンダーのワンカラーにしてから2週間程度での来店。
根元が少ししか伸びていなかったため、ブリーチをせずに、カラー(12レベルのスモーキーピンクモーブ)でリタッチした状態。




カラートリートメントとして、マニックパニックをトリートメントで希釈したものを用意。

左:ホットホットピンクをかなり希釈したもの。
右上:ライラックに、左で作ったホットホットピンクを希釈したものを少量足してから希釈したもの。
右下:左で作ったホットホットピンクをさらに希釈して、右上のラベンダーをごく少量混ぜたもの。



セクションでカラートリートメントを塗布していく。
写真は、ネープセクションを塗り終わった状態から、髪が自然に落ちる位置で1回コーミングした状態。

今回の様なパステル系カラーを「ぼやっ」と発色させるためには、コーミングで馴染ませるのがポイントとなる。



写真は、第2セクションを塗布後、コーミングした状態。
このセクションでは、来店時の白金をあえて残している。



第3セクションを塗布した状態。



これは第3セクションをコーミング状態。

先にあげてる第3セクション塗布後の状態よりコーミングした方が、色が馴染んでるのがわかるかな!?


これは全て塗り終わって、コーミングした状態。
この状態で15分放置する。



15分放置後、にシャンプーした後の状態。
ぼやっと発色させてるでしょ。

おそらく次回、 3週間後に来店頂いたときにブリーチして別の表現をすることになると思うので、
それまでに色落ちをさせて、次回の色を作りやすくするためと、次回来店までの期間を楽しんでもらうために淡く発色させている。
色落ちは完全な白金状態になる。



仕上がりの写真(カット前)。
ピンク、ラベンダー、白金が馴染むように発色させてるパステル系ハイトーンカラーの出来上がり。

カラー実践編5 「Joojiオリジナル “フィルターパステルカラー” の作り方」

まるでフィルターをかけたかのように、光が当たることにより内側と表面の色が混じりあうカラースタイルを「フィルターパステルカラー」と呼んでいる。
ハイトーンの髪は光を透過する。この原理を利用したカラースタイルで、髪の内部と表面とで異なる色を発色させ、光を当てることにより、異なる色が混じり合うことで独特の色を演出させる、joojiオリジナルのカラースタイルだ。
実際の施術を見ていこう。



写真は、前回18レベル弱にブリーチonカラーをしたお客様が1か月後に来店したときの状態。
今回は少しメタリックな艶と色感を出したフィルターパステルカラーを、セクションでカラーリングして18.5レベルまでリフトアップし、次回19レベルまでリフトアップするプランで施術を開始した。



まず、ブリーチリタッチ後、脱染及び軽めのリフトアップのため、トリートメントブリーチを塗布。
ベースカラーにはホワイト系に燻し銀のような輝きを出すため、アッシュシルバーを混ぜている。
写真は、ベースカラー終了後の写真。
ベースカラーの剤は「クリア剤+n10+8as+v10」。



写真はベースカラー後に塗布するカラートリートメント。
左:メタリックな艶を出すカラートリートメント。
真中:ラベンダーの混じったピンク。
右:淡いブルー



カラートリートメント塗布後の写真。
三色が混じり合うようにセクションを取り、塗布した。



仕上がりの写真。
僕のnext colorの裏メニューは、艶の出し方にある。
それはクリアだったり、くすませたり、あるいはマットにしたりと。
今回は、少しメタリックな艶感の出るフィルターをかけているのがポイント。

カラー実践編6 「毛先にかけてパステルカラーが消えていく魔法のカラーレシピ」


写真のように、毛先にかけてパステルカラーが消えるカラー演出をするには、 まず19レベルにブリーチリタッチ後、ベースカラーを作るため、アルカリカラーで一色染めをする。
ベースカラーの剤は「クリア剤+n10+v10」。


写真は、ベースカラー終了後に、カラートリートメントを細めの線状に塗布した状態。



カラートリートメントは全てマニックパニック。
左:ホットホットピンクをトリートメントでかなり希釈したもの。
真中:ホットホットピンク2の割合に対し、ショッキングブルー1の割合で混合後、トリートメントで希釈したもの。
右:ショッキングブルーに、ライラック、アトミックターコイズを混合し、トリートメントでかなり希釈したもの。
トリートメントは、シュワルツコフサロンオンリーコンディショナーを使用。

僕の場合、マニックパニックは基本の6原色しかほとんど使わないから、 それらを混ぜて全ての色を作っている。
混ぜ合わせた色を、写真のようにティッシュに塗り、そのティッシュを光に透かして、僕の頭の中で作った色と誤差がないかを確認してから、 お客様の髪に塗るようにしている。

カラー実践編7 「ボブ マッシュスタイルのインナーセクションカラーの作り方」


写真は18.5レベルにブリーチリタッチ後。
この後、表層はアルカリカラーのグレー系カラー、内側には水色よりのブルーでアクセントをつけたインナーセクションカラーを目指す。



写真はインナーカラーをするためブロッキングしたバック姿。
ブロッキングするときの注意点は
①髪は上から下に落ちるということ、
②ボブなど段差のない面構成のスタイルだと、表面の髪が印象を支配するということ。
そのため、思っているよりも大胆にブロッキングする必要がある。
こめかみラインより、さらに上でわけとっている。



写真はインナーカラーをするためブロッキングしたサイド姿。
前髪の内側もインナーカラーを入れるため、 このようなブロッキングになっている。



写真はインナーカラーに入れる「水色を感じるブルー」。

日本人のブリーチした髪に水色を感じさせるには、
僕の場合、マニックパニックで作るんだけど マニックパニックにも、大きく二種類の作り方がある。

水色は「青と青紫と微量の緑味」が必要となる。

一つ目は、ショッキングブルーとライラック、アトミックターコイズで水色を作る方法と
ショッキングブルーとライラック、アフターミッドナイトブルーで水色を作る方法がある。

両者の違いは、微妙な光沢の違いとして現れる。

また、アトミックターコイズで作ったほうが失敗は少ないが、ミッドナイトブルーで作るほうが、 より外国人の質感を表現できる。

そのため最近の僕は、ミッドナイトブルーで水色を作っている。

ただし、ミッドナイトブルーで作る場合、色が濃いため、すぐに緑味によってしまうというデメリットがある。

そこで、ライラックを一番多くし、ショッキングブルーを少し足した上に、ミッドナイトブルーをほんの少し足すようにする。

色の調合に慣れていない方は、「ショッキングブルーにライラックを足した上で、微妙にアトミックターコイズを足す」方法で作った方が失敗は少なくてすむので、こちらをお勧めする。




マニックパニック塗布後のサイドビュー。




こちらはマニックパニック塗布後のバックビュー。




トップのブロッキング部分にグレー系のアルカリカラーを塗布した状態。

今回は、彩度の高いグレーを出すため8レベルを選択。
8レベルグレーと8レベルモノトーンに、少量のバイオレットと、微量のアッシュを足したものを塗布している。

アルカリカラーについては「色の持つ明るさで、それぞれの色に、最も彩度が高くなるレベルがある」ということを把握することが大切。
グレーは、8レベルが最もグレー感が出やすく彩度が高くなる。




シャンプー後の写真。

グレーやブルーの発色の仕方、ブロッキングによるインナーカラーの見え方などを感じてもらえたら嬉しい。

カラー実践編8 「アルカリカラー×塩基性カラーで作るグラデーションカラーの作り方」

塩基性カラーの最もポピュラーな使い方の一つにグラデーションカラーがある。
「全体をアルカリカラーで色を入れ、毛先だけに塩基性カラーを発色させる。」
ここでは、jooji流使いこなし術もふまえ、簡単に「人気のグレー×紫のグラデーションカラー」の作り方を説明しよう。


今回は、7レベルのアルカリカラーで染め、毛先に「青紫よりの紫のグラデーション」を発色させていくことになるが、
ここで注意すべき点は、「明度を落としすぎないこと」。
特に青系はあまり明度を落としすぎると、発色が悪くなったり、色がはっきり出なくなることに加え、
青紫の塩基性カラーは、退色すると先に青味が飛ぶためグレーへと移行していく。

そのため、退色後も考慮して明度を決める必要がある。
また、毛先を明るく残したほうがカラーの完成度は格段に上がる。

色を調合する前に理解すべきことは、
紫というのは「青とピンク」、または「青と赤」で構成された色味であり、 若い世代に求められているのは、前者の「青とピンク」で構成された紫であるということ。

そしてアンダートーンのことを少し考えてみよう。
基本となるのが「ピンク味のほうが青味より、より低いアンダートーンで発色する」ってこと。
そのため、仮に青とピンクを同じ比率の分量で調合した場合、19レベルでは青味がきちんと発色していても、 18レベルではピンクの方がより発色するってことを認識しておく必要がある。
では、本題に入ろう。



写真は塩基性カラーの調合後の写真。
塩基性カラーの紫は、他の原色と比べ、一段ないし二段階、発色が落ちるため、今回は落ち着いた青紫を感じる色を発色させたいので下記のような調合となった。

マニックパニック「ライラック2」に対して、「ショッキングブルー2」を足し、 さらに「ホットホットピンクを0.5」足したものを軽く希釈して青紫を作った。

ここで覚えておきたいいのは、「ショッキングブルーとホットホットピンクで 作る紫のほうが、既存の紫より、より発色する」ってことだ。



塩基性カラー塗布後の写真。



こちらはシャンプー後の状態。



こちらが仕上がりの写真。

色の持つ特性や、色の明度・彩度を理解しておくと、カラー施術の幅が格段に飛躍する。
日々努力あるのみですね。

カラー実践編9 「むら染め風カラーの作り方」

今回は、スロウで染めたデニムカラーとマニパニの水色ブルー系で作るむら染め風カラーのご紹介。




19レベルにブリーチ後、スロウの「A10+MT10+Blue」を「3:1:1」の割合で調合したものに「ギャルビンのVA8/7」を少量混ぜたものを塗布し、シャンプーした後の写真。



写真は用意したカラートリートメント。

マニパ二の「アトミックターコイズ」と、「ライラック」、「ショッキングブルー」を「1:1:1」で混ぜたものを、 トリートメント(シュワルツコフ「サロンオンリーコンディショナー」)で希釈。



デニムカラーとマニパニ希釈のカラーは、色調が近いため、コントラストがつかないので、今回はざっくりと上下3つのセクションにブロッキング。

写真は一番下のセクションに、マニパニ希釈を塗った状態。



続けて 真ん中のセクションに マニパニ希釈を塗った状態。



一番上のセクションは、より馴染ませるため根元を外して塗布した。

こうすることで、髪の隙間から、水色ブルー系のカラーが、ちらほら見えて、ちょっとしたアクセントになる。



シャンプー後の状態。



スタイリング後の写真。

同じ青系でまとめたカラーは、派手になりすぎず、さりげないお洒落を演出できると思う。

カラー実践編10 「jooji流メンテナンス」


前回来店から一カ月後の状態。
カウンセリング後、今回は色の継ぎ足しで表現できる 世界観のカラーだったので、 ブリーチなしのオンカラーでアプローチすることに。
具体的には、インナーセクションカラーで、表面にブルーアッシュ系の落ち着いたカラーを施し、 内側のみにアクセントを加えたカラーに仕上げるよう施術をスタート。



写真は前回施術から1カ月後の状態で、インナーセクションカラーの1番上のセクションの状態。



こちらは、セクションカラー下部の状態。



用意したインナーカラーの剤はこちら。
今回のポイントは、アンダーのターコイズ色をいかに活かせるか。
薄すぎるとアンダーに負けてしまうし、かといって濃すぎるとアンダーを殺してしまうため、 絶妙なさじ加減の希釈が大切だ!

僕の場合、剤の用意が終われば、このカラーは完成していて、後は塗ればいいだけの状態になる。
それぐらいヘアカラーにとって、剤の準備は大切だし、剤に対する知識も必要だということ。


剤は、左上から ①グリーンエンヴィに少量のエレクトリックバナナを足して希釈した黄緑。
②アトミックターコイズ希釈。
③ホットピンク希釈。

下の段、左から ④ショッキングブルー希釈。
⑤ホットピンクに少量のショッキングブルーを足したパープル。

以上の5色である。



今回のインナーカラーセクションは、四段にブロッキング。
写真は、下部一段目のセクション。
センターは④のショッキングブルー希釈を、両脇は③ホットピンク希釈を塗布。
間は塗布せずに元の色味をいかす。



写真は、下部二段目のセクション。
左から順に③ホットピンク希釈→ ⑤ホットピンクに少量のショッキングブルーを足したパープル→④ショッキングブルー希釈→②アトミックターコイズ希釈→①グリーンエンヴィに少量のエレクトリックバナナを足して希釈した黄緑を塗布。
このときセンターは黄緑で左右対象に並べる。



第三セクション。左から根元だけ②アトミックターコイズ希釈を塗布。



その次のセクションは、2セクション分④ショッキングブルー希釈を塗布後、サイド側のワンセクションに、 再度③ホットピンク希釈を塗布して「④ブルーと③ピンクを重ね塗り」することでバイオレットを出す。



1番上のセクション塗布後の写真。



仕上がりの写真。


カラー実践編11 「外国人のホワイトブロンドの作り方」


ホワイトブロンドを目指したいというオーダーだったので、2回ブリーチで できるだけ白くすること目指し施術を開始した。

写真はブリーチを塗っている途中のもの。

ブリーチ剤には、ナプラのアクセスフリーを選択。
オキシは6%。

ナプラとオキシの割合は「1:2」。オキシ多めの剤を、根元から先に塗布する。



根元を塗布後、ラップで20分放置した後、ブリーチ剤を全体に塗布する。

この時のブリーチとオキシの割合は「1:1.5」。

ブリーチの濃度が上がると、時間の経過とともにブリーチは上がりやすくなるため、根元に塗布したものよりもオキシの割合を抑えている。

写真は全体に塗布後、ラップして40分放置した状態。

この後、シャンプーに入る。

根元はなるだけ1回のブリーチで到達点まで持っていきたいとので、
先に根元だけ塗って、放置時間を長くとるようにしている。

今回も根元は70分程度、放置している。

70分程度放置すると、だいたい19レベル強にまで上がるので、2回目のブリーチでは根元は塗布しなくてもよくなる。

また、既染部は、過去のデータから40分以上放置すると「千切れたり」「極端にダメージしたり」するなどリスクが高くなるので、先に新生部である根元だけをブリーチし、既染部については40分以上はあまりおかないようにしている。

なお、上記のことはブリーチ毛が前提となっている。




写真は1回目のブリーチ後のもの。

根元は問題ないが、毛先には残留ティントによるオレンジ味が出ている。

そこで、極力ダメージしないように、トリートメント処理を施してから、 残留ティントが残ってる部分だけに ブリーチを塗布していくことになる。




2回目のブリーチの塗布を開始。

僕の場合、2回目のブリーチはハーフウエットで塗ることが多い。

その理由は、ハーフウェットで塗布すると、毛の内部に残ってる水分がブリーチを緩和してくれるということと、残留ティントは比較的ハーフウエットの方が取れやすいと感じているからだ。

このときのブリーチとオキシの割合は「1:1」。
内部の水分とトリートメント処理によりブリーチのパワーが落ちるため、この比率にしている。

2回目のブリーチでは、
①一番残留ティントが強かった部分に塗布して
②20分放置する。
③その後、根元以外の全体に馴染むように再塗布して
④15分放置する。

写真は④の15分放置後の状態。

1回目のブリーチより残留ティントの約85%ほどを除去できたので、 この後シャンプーに入る。




二回目のブリーチ後の写真撮り忘れんだけど・・・想像できるから大丈夫やね!

さっきの写真の状態からホワイトブロンドにするには、黄味と微量のオレンジ味を消さないといけない。

黄味と微量のオレンジを消せ、かつホワイトブロンドにできる色は、「かなり薄い青紫」となる。

そこで、今回は「マニックパニックのライラック」を選択し、これを多めのトリートメントで希釈して「かなり薄い青紫」を作った。

写真の色より薄いと、ブロンドに寄ってしまう。
かといって、これより少し濃いだけでもグレーに寄ってしまうから、
この色合いがとても大事。




写真は、マニックパニック「ライラック希釈トリ―ートメント」塗布後の状態。

ブリーチの黄味が消えてるのがわかるかな!?

塗布後、15分放置してシャンプーに入る。




ドライ後の仕上がりの写真。

外国人のホワイトブロンドになった。
ホワイトブロンドって言っても、いろいろな種類があり、本当にいろんな白って作ることができるので
ブロンドを作るのって楽しいと思う。 今回は、ホワイトブロンドを作るためのキーワードやヒントを散りばめているので 頑張ってね!

カラー実践編12 「アルカリカラーによるオーバセクションの作り方」


写真は来店時のもの。
今回は、オーバーセクションのアルカリカラーの色味と、アンダートーン、そしてマニックパニックの希釈具合がポイントになる。



写真はブリーチリタッチ後の状態。

ブリーチの施術工程は

①パウダーブリーチとオキシ6%を「1:1.5」の倍率で調合し、一気にリタッチする。

②チエックリタッチはパウダーブリーチとオキシ6%を「1:1」で調合し直してから塗布。

③その後、密閉ラップして30分放置。

④放置後、同じ倍率のパウダーブリーチを再塗布。

⑤密閉ラップして30分放置。

⑥シャンプーの手順となる。

放置時間の合計は60分。
パウダーブリーチはナプラアクフリーを使用。


ブリーチリタッチ後、上下3つのセクションに分ける。

一番上のセクションのみアルカリカラーを塗布し、 残りの2つのセクションについては、 マニックパニックでパステル系カラーを作り塗布。

写真は一番下のセクションにマニックパニック塗布後のもの。

一番上のセクションに塗布するアルカリカラーは基本的に10レベルの薬剤を使用する。 オキシは3% 。
ブリーチ後のアルカリカラーは、オキシ3%の組み合わせが一番美しく染まる。

最近は特に色の三原色と光の三原色の組み合わせを多用していて、青味プラス青紫をベースに白味を出すようにしている。
今回は 10レベルブルーパールとブルーラベンダー N10の組み合わせでホワイト感を出した。


今回使用した薬剤は、全てマニックパニックにトリートメント「シュワルツコフ サロンオンリーコンディショナー」を希釈して作っている。

写真左から
①ホットホットピンク 超希釈
②黄味を少し消しホワイトよりブロンドにするため、トリートメント50gにライラック0.5g混入させたもの
③ショッキングブルー×アトミックターコイズ×ライラック=水色系ブルー トリートメント希釈
④黄味消し
⑤グリーンエンヴィにエレクリックバナナを少し足しトリートメント超希釈
⑥黄味消し
⑦水色系ブルー
⑧黄味消し
⑨ライラックにホットホットピンクを少し混ぜトリートメント希釈
⑩黄味消し
⑪ホットピンク希釈

仕上がりの動画はこちらを参照してください

カラー実践編13 「ピンクベースのセクションカラー作り方」

ブリーチリタッチ後、ピンク系のアルカリカラー(調合は「10p+8p+N10+10pv」)でベースカラーを作った後、カットに入る。



写真はカット時のもの。

バックのウエイトの位置を少しあげ、グラデーションでコンパクトなショートボブ系を作った後に、 セクションカラーを入れていく。



トップはナチュラルパート付近を薄めに 取り除き、ブロッキング。
ネープは耳下部分も取り除いて、 残った部分をツーセクションにブロッキングする。

写真右上は、アンダーセクションのセクションカラー。
写真右下は、オーバーセクションのセクションカラー。

セクションカラーに使用する薬剤はすべてマニックパニック。
①ホットホットピンクをトリートメントでかなり希釈したもの。
②ショッキングブルーをトリートメントでかなり希釈したもの。
③エンチャンテッドフォレストをトリートメントでかなり希釈したもの。
④①のホットホットピンクを希釈したものに、②のショッキングブルーを希釈したものを混ぜてラベンダーを作る。
ホットホットピンク希釈とショッキングブルー希釈の比率は2:1。
⑤②のショッキングブルーを希釈したものにライラックとアトミックターコイズをトリートメントで希釈したものを微量に混ぜて水色を作る。

仕上がりは左の写真。